桜がさいた
安曇野にも春の便り、桜がさいた。
わさび畑沿いの川に沿って雪に覆われた北アルプスそして岸には桜
白梅と混在して春の暖かな日差しを感じる。
散歩していると以前、父とこの河原で魚を捕ったことを思い出した。
父は会社を退職後、喫茶店を開きまだそのときは60歳前で元気だったが
持ち前の怠け癖で店の切り盛りは私と妻、兄の力をかりて営業していた。
営業時間中はパチンコにいったり魚釣りをしたりと、仕込み以外はほとんどしない父
その父とこの川で時より魚釣りをしていたことを思い出すと一見すると脳天気で幸せな父
と思えるが、私も父と同じ年を迎えて、もう一度、父の思いを考え直してみた。
バリバリ会社で働いていた父が会社を辞めて、自分の生きがいをパチンコとか魚釣りで満足できたか?きっと辛かったと私は思う。お金があるとかではなく、自分のやりたいことがはっきりしていなかった。ぽっかり空いた心を埋めることができなかった。そう思える。そんな父も思いをこの年になって少し解った様な気がする。
毎日、忙しく不平不満を持ちながら上司等に怒っても口に出さず、仕事に追われ、疲れ果てた毎日もある意味で(今は出来ないし、したくないけれど)充実したいたかもしれない。 そう思える今を感謝したい。 そんな父に今の私の生活を充実させることが父への孝行だし、私の幸瀬だと思う。
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